よく来た勇者トラゾウよ❗️ そなたが来るのを待っておった👑

少年の頃、勇者になりたいと願った彼は成長した。世界にはモンスターのような人間であふれていた! 勇者を目指して、寅蔵は修行の旅に出た。

はて・・・そんなこと言ったかのう

こんにちは🐯

 

今日は研究室という、まるで魔界のような環境について紹介したい。

私の元研究室の教授は、一度キレたらだれにも止められなかった。

その割に、よくキレるので、困ったものだった。

 

割と簡単に書いているが、そのストレスはかなりのもので、毎年、GWを境に外面を剥がして、鬼になるのであった。

バーサーカーのようだが、あんなに可愛い感じじゃない。

もっと凶悪な感じだ。

 

ドラクエは割とモンスターも可愛めなので、どうにも例えようがない。

 

成功するために、全てを犠牲にして仕事に没頭する姿勢には、ある意味では尊敬している。

が、一緒に仕事はしたくない。

老若男女、みな平等にキレる。でも、上には最弱というくらい弱い。

 

脅し、けなしが最長で9時間続いたこともある。

ちなみに、その時、キレられてた上司はうつ病になってしまった。

 

研究室は、閉鎖した空間だ。

パワーバランスは圧倒的で、それを咎めたりする上司はいないし、防止する存在はないため、パワハラが起こるべくして起こる環境である。

しかも、基本的に、次の職場へ応募するにしても、自分の上司からの推薦状が必要になる。

そこで仲が悪くなってしまうと、たとえ教授がクレイジーであっても、こちらが悪いように相手に伝わってしまう。

そうすると、もう「詰んで」しまう。

 

私は彼をボスと呼んでいたが、ボスの虐待にも拷問にも近い大学院時代を終えて、「助教にしてやる」、というオファーを断って、今の研究室に行き着いた。

(ちなみに、その最大の理由は、他の人のようにすぐ辞めず、5年間やりきったからであった。) 

 

研究の世界は競争が激しい。

そのせいか、今の職場でも、やっぱりボスのような上司に巡り合う。

これが私の運命だろう。

スタンド使いは引かれ合う引力がある、というが、まあそんなところだ。

 

 

その上司は、例えるならば、ストリートファイターズのガイルの髪を短くしたようなお方だ。

 

都合上、ガイル先生と呼ぶことにする。

f:id:technovols0083:20190202143412j:plain

 

ガイル先生は、普段は温厚(なはず)だが、プロ意識が強いため、仕事には厳しい。ここまではいいでしょう。

しかし、すぐにキレてしまう性格がある。

ドラクエでも、一定のダメージを与えると顔色が変わって猛烈な攻撃をしてくるキャラがいたような気がする。

 

ガイル先生がキレてしまうと、もう手がつけられない。

仕事を抱えまくって、全て自分で制御したい性格なため、完全にキャパオーバーになって、勝手にキレてしまうのだ。

ある意味で頼もしく、ある意味で迷惑なことだ。

 

彼はキレてしまうと、近くにあるものを破壊することが多い。

ダンボールを破壊したことや、ある時はゴミ箱を蹴飛ばして破壊し、ゴミにしたこともある。

 

ガイル先生は、大量の情報に触れているため、正確な記憶がない。

先生の言う通りに実験しても、

 

「なんでそれやったの?」

ということを発端にキレ始める。

 

「てめえが・・・」

 

と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、

 

「・・・すみません」

と謝る寅蔵である。

 

この場合、私にできることは、彼のこういうパターンを想定して、しっかりと相談した時に、

「では〜〜〜しますね」

と念を押して確認することだな、とキレられながら反省しました。

 

 

経験上、50代くらいの人は、記憶力が著しく下がっている。

これをうまく利用して、都合の悪いことは闇に葬り、大切なことはリマインドするようにならなければ、と思うのだ。

 

 

よく就活生の話の中で、

「自分にしかできない仕事がしたい」

とか

「creativeな仕事がしたい」

などというセリフがある。

しかし、そういう仕事は得てして上司の理解を得にくい。

正しいことであっても、認められなければ意味がない。

 

同じデータを見せても、

ある時は「全然、ダメじゃん」と言われることもあるし、

「マジか、めっちゃいいじゃん」と言われることもある。

 

なんかシバきたくなるが、研究室は魔界と一緒で、魔王に絶対的な力がある。

なんとか勇者としてはレベルを上げる以外に生き残る方法はないのだ。

 

実際に、ドラクエでも、モンスターはこっちを殺しに来ているし、プレイヤーも彼らを殺しまくっている。

弱肉強食の世界だ。

 

色々とキレられることも多いが、決して、そのことを頭に留めて、変わらない過去を振り返って、マイナスな考えをしてはいけない。

私は勇者を目指しているので、どうしたら解決できるか、という未来に向けて思考を巡らし、行動するのが正解と思っている。

 

私の好きな幻冬社の社長である見城徹が言っていたが、

「仕事では言いたいことがあっても、結果だけが全て。」

というようなことを述べていた。

 

前向きに努力して、自らのレベルを上げることで、ボスを倒せるようになろう。

敵も多いが、味方もいる。

仲間の力も借りながら、この魔界を攻略しよう。

 

せいしんりょくが2上がった!

 

そんなことを思いながら、寅蔵は職場を後にした。